天ぷらなどの揚げ物をした後に出る廃油で、手軽にアロマキャンドルを
手作りする事ができます。
廃油を固めるのに「固めるテンプル」などの廃油凝固剤を利用して作る
「廃油のアロマキャンドル」、作り方はとても簡単です。
≪用意するもの≫
廃油（100ｍｌ）・廃油凝固剤（６ｇぐらい）・わりばし・タコ糸・
好みの香りの精油（エッセンシャルオイルまたはアロマオイル）・
容器（耐熱性のもの）・
その他、色付けをしたい場合は好みの色のクレヨン（細かく削っておく）
≪作り方≫
①容器にキャンドルの芯となるタコ糸を底にちょうど付く長さのところまで
垂らし、上部は割り箸にはさんで固定する（容器の中心部になるように）
②事前に漉して不純物を取り除いた廃油を鍋で熱する。キャンドルに色づけを
したい場合はここでクレヨンを入れて軽くかき混ぜる。
③凝固剤を入れて軽くかき混ぜる
④あら熱が取れたらエッセンシャルオイル（またはアロマオイル）を好みの
量入れて軽くかき混ぜる
⑤全体が固まってしまう前に、手早く①で用意しておいた容器に流し入れる
⑥自然に固まったら、芯をキャンドルから１．５センチぐらい出る長さの
ところで切って完成！
とても簡単に手作りキャンドルを作る事ができ、処理に困っている廃油を
有効活用できるのでオススメですよ。
色付けに使うクレヨンの量や香り付けに使うエッセンシャルオイルの量は、
好みがあると思うので何度か作って研究してみてください。
（廃油の種類や香りづけに使うエッセンシャルオイルの種類などによって
仕上がりに違いが出るようです。）
注意点としては、廃油を熱したりクレヨンを入れたりする際に廃油に
水を入れないようにする事と、エッセンシャルオイルと入れるタイミング。
エッセンシャルオイルは揮発しやすい性質があるので、あら熱が取れた
ぐらいの温度になる前に入れてしまうと思ったよりも香りが出ません。
廃油はどうしても独特の匂いが気になりがちですから、いい香りのアロマ
キャンドルが作れるように香りの組み合わせや入れる量を工夫してみましょう。
芯になるたこ糸を容器にセットするときも、キャンドルのちょうど中心の
位置になるように＆容器の底にちょうど付く長さにセットして、割り箸で
タコ糸がたるまずにぴんと張った状態になるよう調節して下さい。
（最後まで偏りなく燃えるようにするためと、芯がキャンドルの中で
うねったまま固まらないようにするためです。）
廃油以外にも、使用期限を過ぎてしまった油やオイルなども活用できます。
100円ショップダイソーの商品を上手に使ったアイデアが色々紹介されている
「生活達人ブログ」では、期限が過ぎてしまった未使用の
オリーブオイルを使って作ったハーブ入りキャンドルが紹介されていますので、
大量の期限切れ油が出てきた時などに参考にしてみてはいかがでしょうか？
入れるオイルやクレヨン・使う容器などを変えたり型抜きや多色使いなど
いろいろな工夫をする事で世界に１つだけのオリジナルアロマキャンドルが
簡単にできますよ。
使用済みの油で簡単に作れる「廃油キャンドル」、ぜひお試しください。
自由研究などで活躍しそうなこちらの本にも、作り方が載っています。